藤本涼|ryo fujimoto[landscape(stroked)]
landscape (stroked)

Inkjet print, OHP sheet, Light box
297×420 mm or 420×297 mm (Image size), each
2018


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Installation view (Yokohama Civic Art Gallery, 2018)




Installation view (BankART SILK, 2019)





例えば飛行機から掠め見た山脈や雲海のように、レンズと網膜を通り抜け、データと脳内にだけ残り、すぐに遠ざかって行ってしまうよそよそしい風景。
記憶に残ったイメージは脳内で再生することが出来るが、イメージそのものには物理的に触れることができない。液晶ガラスの先の発光している聖域を侵すこともできない。
このイメージのもどかしさから着想し、風景そのものに触ることのポーズとして、指で触れ撫でることで介入された風景写真と、その元となった写真を物理的に重ねた。
眼前に現れた、触れることのできない光景へのはたらきかけの一つとして、【見ること←→触れること】であるとして、この作品を提示する。


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